ヨウ素分離パック(昆布だし用)
ご家庭でとった昆布だしからヨウ素を分離するパックです
ご家庭でヨウ素をチェックする試薬もセット販売します
昆布だしをヨードレスに
昆布だしにはヨウ素が多く含まれますが゛,テトラパックに詰めたヨウ素を吸着する樹脂を昆布だしにいれてかき混ぜることにより,昆布だし中のヨウ素を分離する事が出来ます。
ヨウ素吸着樹脂は,OH型のイオン交換樹脂を食塩水に浸漬することによりCL型にとOH型の中間となり,ヨウ素イオンを吸着しても風味や味の変化を防ぐことが出来ました。
また,でんぷんを使った指示薬により,ご家庭でもヨウ素が減ったかどうかの判定ができるようになりました。
ご家庭での昆布だしからヨウ素分離方法
1ℓの水に対して10gの日高昆布を入れだしを取る場合にの例を示します。
日高昆布のヨウ素は3,000ppm程度です。水に浸した後,加温し沸騰前に火を止めます。
昆布を取り出します
この時点でのヨウ素は30ppm程度なので,100ccあたりでは3,000μgとなり,甲状腺亢進症の方やお子さんにとっては高い数字です
ヨウ素を分離していない状態での昆布だしの一部を取り出し,をヨウ素でんぷん反応によるヨウ素チェックを行うと紫色になりました。
次に,パックを入れて15分ほどかき混ぜますと,ヨウ素は,100cc当たり30μg以下になります。
指示でんぷんを入れてかき混ぜると紫にはならず白っぽくなります
一番左がヨウ素を分離する前,真ん中がヨウ素分離パックでヨウ素を分離した後,右端がさらにもう一度パックを入れて低減した結果です。分析すると,2回目の処理後のヨウ素はほとんど0ppmになりました。